申請の概要
在留資格の種類 | 文化活動 |
申請の種類 | 在留資格認定(新規) |
国籍 | フィリピン |
性別 | 男性 |
当事務所への相談の経緯
最初のご相談は、以下のような内容で、一体何の「在留資格」に該当をするのか?の相談から始まりました。
- フィリピン籍の医師(現地でも医師として活動中)を日本の民間病院において、心臓カテーテルの臨床研修(臨床修練)をさせたい。(心臓カテーテルの熟練医師の指導の下研修)
- 期限は1年間
- 無報酬(日本での滞在先は病院提携のビジネスホテルでのロングステイ)
- 宿泊代その他の生活費は全て申請人の自己負担
相談に先立ち、入管側に確認したところ「研修」の在留資格が該当するということでした。
しかし、その後「文化活動」に該当することが分かり、文化活動を前提に打ち合わせをすすめました。
(内容として「研修」と「文化活動」のどちらでも許可を出した前例が入管側にはあったらしいが、最近は「臨床修練」の目的に対しては「文化活動」の在留資格で交付されている)
申請準備から許可までの流れ
申請にあたって以下の書類を準備しました。
- 申請人の経歴書、医師免許
- 滞在費支弁できる証明
- 臨床修練のスケジュール(入国月から12か月間分)
- 申請人の論文事例
- 受け入れ先病院の概要、臨床修練指定病院の証明
- 指導担当医、責任者の経歴書及び医師免許
- 受け入れ病院からの推薦状
申請人の経歴や論文見出しなどの翻訳や活動説明書を作成するうえで医学専門用語が多く、かみ砕いた表現、翻訳時の確認等に時間が掛かりました。
準備した書類で申請し、約1か月程で無事許可されました。